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- 2024年11月21日 09:30公表(日本時間)
金属価格表 | ||||
店頭小売価格(税込) | 小売価格前日比 | 店頭買取価格(税込) | 買取価格前日比 | |
金 | 14,613 円 | +112 円 | 14,476 円 | +112 円 |
プラチナ | 5,369 円 | -41 円 | 5,194 円 |
-41 円 |
銀 |
173.25 円 |
-1.54 円 |
167.42 円 |
-1.54 円 |
- ※店頭小売価格(税込)・店頭買取価格(税込)は1gあたりの価格です。バーチャージおよび手数料は含まれていません。
※前日比は、土日・祝日を除く前営業日の9:30の価格と比較して算出しています。
金とは
昔から人々を魅了してきた最も有名な貴金属である金は、自然界に単体で存在する金属で、光沢のある黄色をしています。金はその見た目の美しさだけではなく、耐久性、展延性に優れた金属で、合金による加工が容易であるという特徴を有しています。
- 耐久性:純金は1cm3あたり比重が19.3gと非常に重く、酸やアルカリに強いという特徴をもっています。
- 展延性:非常にやわらかい性質を持っており、展性・延性に最も優れた金属です。金箔や金糸のように、1gあれば向こうが透けて見えるほど薄く、長さでは3000mまで延ばすことが可能です。
- 合金:他の金属と合金が容易であり、合金により硬度を高めることができます。宝飾品などに加工される際には、合金により硬度を高めて利用されています。同じ金の合金であっても、金属の割合によってイエローゴールドやピンクゴールドなど、様々な色に変化します。
金の純度と種類について
金の純度は24分率で表され、単位はK(カラット)で表記されますが、宝石の重量を表すカラットとは別物です。 例えば純金の場合は24K・24金・24カラット・K24などと表記されます。金の含有量が約92%のものは22K、約75%は18Kなど、金の含有量によりカラットの数値が変わります。
- カラーゴールド
金の含有量を減らし、硬い金属を混ぜてアクセサリーなどに加工しやすくしたものを総称して「カラーゴールド」と呼びます。一般的によく知られているカラーゴールドの種類と詳細をご紹介します。
- イエローゴールド
本来の金色に近い輝きを持ち、華やかな光沢が特徴のイエローゴールドは、不動の人気を誇ります。18Kの場合は金75%・銀15%・銅10%の割合で混合するのが一般的です。
- ピンクゴールド
やわらかい印象のピンクゴールドは、女性を中心に非常に人気のあるカラーです。 18Kの場合は金75%・銀10%・銅15%の割合で混合されるのが一般的です。他の金属の比率を変えて赤みを増したものは、レッドゴールド・ローズゴールドなどと呼ばれます。
- ホワイトゴールド
プラチナに近い上品な白い光沢が特徴のホワイトゴールドは、ブライダルジュエリーで人気のカラーです。18Kの場合は金75%・銀15%・ニッケルまたはパラジウムが10%の割合で混合されるのが一般的です。
プラチナとは
白金(はっきん)と呼ばれるように、白い光沢のある金属です。混同されることが多い銀やホワイトゴールドと違い、プラチナの持つ深みのある落ち着いた濃い銀色は、ブライダルジュエリーで圧倒的な人気を誇ります。 プラチナはレアメタルと呼ばれる希少金属のひとつであり、金と比べても採掘量が年間20分の1程度で、非常に希少性が高く、ジュエリーに使われる金属の中で最も高価です。
プラチナの純度と種類について
プラチナの純度は、1000分率を用いる「‰(パーミル)」という貴金属の品位を表す単位と「Pt」を使って表します。数値が高いほど純度が高く、価値も高くなります。
- Pt999
純度99.99‰の最も純度の高いプラチナで、黒みがかった色をしています。金と同じく展延性に富むため、ジュエリーに使用されることは殆どありません。
- Pt950
純度95‰のプラチナです。プラチナジュエリーの国際基準はPt950以上のため、海外高級ブランドのプラチナジュエリーにはpt950が使用されています。
- Pt900
純度90‰のプラチナです。Pt950よりも強度が高く、傷つきにくい特徴を持っています。 日本国内で作られるプラチナ製のアクセサリーは、主にPt900が使用されています。
- Pt850
純度85‰のプラチナです。 ISO(国際標準化機構)に準ずるJIS(日本工業規格)・CIBJO(国際貴金属宝飾品連盟 )共に、この水準をプラチナとして認める最低ラインに設定しています。
金・プラチナの種類を把握して価値判断の材料に
ご紹介の通り、金・プラチナは単体で使用されるケースは少なく、ジュエリーに加工される際には合金により強度を高めて利用される場合が殆どです。また、純度や含有物によって色味や強度が異なり、多彩な種類が存在します。それぞれの金・プラチナは異なる特徴・価値を有しています。今回ご紹介した知識を、金・プラチナの価値判断にお役立てください。
銀とは
貴金属の一種である銀は、金についで展延性の高い金属としても知られており、1gの銀は2200mにまで延ばすことができます。 金やプラチナと比べて化学変化しやすく、空気中の硫黄化合物と反応して黒ずんだ銀は「燻し銀」として好まれています。 金と同様に加工の際には合金として使用され、プラチナを混ぜたプラチナシルバーや、金・パラジウムを混ぜたシルバー、また色合いを変えたイエローシルバー、ピンクシルバー、グリーンシルバーなど様々なカラーが存在します。
銀の純度について
純度の基準となる規格は、ISO、JIS、造幣局、CIBJO(国際貴金属宝飾品連盟)の4つの規格があり、それぞれで規格としている品位区分が異なります。一般的なジュエリー・アクセサリーには強度と耐久性に優れた純度92.5%(Ag925)の銀が使用されています。